ご案内
2023年度の年間予定・組織表が更新されました。
詳しくは こちらのページ をご覧ください。
ごあいさつ
ホーリネスの群は、中田重治とカウマン夫妻によって1901年に始まったホーリネス信仰を基としての宣教活動の伝統を継承しつつ、日本基督教団に属する教会として日本各地にあって教会形成に励んでいる教会の群です。現在「協働牧会伝道によるホ群教会形成5ヵ年計画」の4年目で、「協働牧会伝道の働き人の育成」を願って歩んでいます。少子高齢化の波が諸教会に押し寄せている中にあって、それぞれに与えられている賜物を最大限に協働的に活用し合い、各個教会に主の宣教の働き手が育成され、持続可能な教会形成が豊かになされていくことを祈り期待しています。
ルカによる福音書5章1 ~ 11 節に記されている恵みを求めて、2022年度の主題を「網を降ろそう」としてホ群活動を進めています。夜通し働いたが何の獲物も得ることが出来ず落胆の中にあるシモン達に、主イエスは「沖に漕ぎ出して網を降ろし、漁をしない」(ルカ5︓4)と言われます。漁をすることは、彼らは漁師ですから得意中の働きです。特に新しく慣れないことを主から命じられたのではありません。ただ、主の促しに従って①沖に漕ぎ出し②網を降ろすというこの二つのことを、素直に実行したとき、おびただしい魚が捕れたのでした。主は私たちの手詰まり感を見て知っておられ、それぞれの教会に相応しいまた個々人に相応しい内容で、「沖に漕ぎ出し網を降ろしなさい」と言って下さると信じます。
主が示されることは、難しいことではなく、私たちが得意とする或いは容易にできる事柄です。今まで何度もやってきて徒労に終わったので、もうやりたくないと思うことでも、主が新しく「やってみなさい」と言われる限りにおいて、素直に共に実践したいと切に願っています。
今年(2022年)は、1942年6月26日の時の政府による宗教弾圧からちょうど80年の節目の年でもあります。この出来事は、ホーリネスの群の信仰の遺産を形作っている一部と言えます。世界中で権威主義国家が台頭し信教の自由が脅かされている時代にあって、天地の創造主なる神を信じ礼拝する群として、真理を語り、主の恵みをいつも大胆に証し続けることができるために、様々な弾圧を勝ち抜いてきた信仰の先達たちにさらに学びつつ励むことを示されています。
2022年度 ホーリネスの群委員長 横山基生