ホーリネスの群とは?
「ホーリネスの群(むれ)」は、日本基督教団内に結成された教会の集まりです。
日本基督教団は、日本において最も大きいキリスト教プロテスタントの教団ですが、その中でも私たち「ホーリネスの群」は、聖書を重んじる福音主義信仰と、キリストにある「聖め(きよめ)」を重んじる信仰に立つグループです。
「聖めを重んじる教会」と聞くと、堅苦しくて厳しいイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、決してそんなことはなく、聖書の言葉に真剣に向き合う、アットホームで落ち着いた雰囲気の教会が多いことが特徴です。
埼玉県吉川市にある「東京聖書学校」を本部として、現在日本全国の90近い教会がホーリネスの群に所属・関連しており、信徒や教職のためのセミナーや、若者のためのキャンプなども開催しながら、互いに信仰を励まし合っています。
ぜひお気軽に、お近くのホーリネスの群の教会を訪れてみてください!
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ホーリネスの群の沿革
ホーリネスの群の成り立ち
ホーリネスの群は、1901年、東京市神田区表神保町に創設された東洋宣教会中央福音伝道館、日本ホーリネス教会の福音主義聖書信仰と特色ある伝統を正しく継承するグループとして、日本聖教会、日本基督教団第六部、戦時弾圧下の教会解散を経て、1946年日本基督教団の中に再建復興された諸教会ならびに、復職した教職、さらにその後群に属するものとして開設された教会、また東京聖書学校出身の教職その他によって組織されました。
しかし1969年以降、「教団紛争」を契機にその対応をめぐって群内に様々な論議が生じ、1987年年会における分離決議に伴い離脱する教会も起こりました。その後1994年には規約を改正し態勢を整え、日本基督教団内にあって、引き続きその使命を果たしています。
東京聖書学校の成り立ち
東京聖書学校の起源は、1901年東京市神田表神保町に創設された伝道者養成機関「聖書学院」にまで遡ります。
以後日本聖教会、日本基督教団第六部の「聖書学校」として伝道者を養成してきましたが、戦時下の1942年ホーリネス系教会への政府による弾圧により、聖書学校の士地建物を手放すことになりました。
戦後、日本基督教団に復職した教職たちは、1946年に日本基督教団内において「ホーリネスの群」を結成し、日本基督教団都心教会内に「東京聖書学校」を再開しました。
1950年ホーリネスの群年会において、日本基督教団淀橋教会内への移転を決定し、同年5月10日に開校式が行われ、現在の「東京聖書学校」が創設されました。
1954年ホーリネスの群春季大会において、日本基督教団淀橋教会の附帯事業として「東京聖書学校」を法的に位置づけ、1955年日本基督教団認可神学校となり、校長には小原十三司(淀橋教会牧師)が1972年1月まで在職しました。
1980年10月に東京都東久留米市に移転し、その使命を果たしてきましたが、教団教師検定試験問題を巡って、ホーリネスの群内に「ホーリネスの群教会連合」が結成され、独自の教師検定・按手礼執行が行われました。
その後1987年ホーリネスの群年会で両者の分離が決議され、1988年4月から年会の決議により、ホーリネスの群による新体制が「東京聖書学校」に実施されるに伴い、設置法人が日本基督教団小松川教会となりました。
1994年4月には埼玉県吉川市に移転し、日本基督教団ホーリネスの群の伝道者養成機関として今日に至っています。
東京聖書学校のHPはこちら
日本基督教団東京聖書学校吉川教会について
「日本基督教団東京聖書学校吉川教会」は、1994年4月東京聖書学校の移転によって設立されることになりました。
1988年のホーリネスの群による東京聖書学校の新体制実施に伴い、設置法人を目指して学校内に「日本基督教団黒目氷川台伝道所(現、東京新生教会)」を開設しました。
しかしその後に東京聖書学校が「日本基督教団小松川教会」を設置法人として現在地に移転することになり、「日本基督教団東京新生教会」は東久留米にて会堂を取得して伝道を継続することになりました。
そこでホーリネスの群は、東京聖書学校の吉川移転に際して、学校の設置法人の設立を目指して学校内に開拓伝道を行うことを決定し、1994年10月31日「日本基督教団小松川教会」が親教会として「日本基督教団吉川伝道所」を開設しました。
東京聖書学校の舎監である西海静雄・満希子教師が担任教師として就任し、1997年には「日本基督教団吉川教会」として教会を設立。
2006年には「日本基督教団東京聖書学校吉川教会」に名称変更し、2011年9月15日に宗教法人を設立して今日に至っています。
団体情報
ホーリネスの群事務局
〒342-0045 埼玉県吉川市木売2-15-3() MAP
電話:048-982-5064 FAX:048-982-5094
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